型染めの技法2

糊伏せ彩色した部分に<伏せ糊>を均一に覆っていきます
伏せ糊とは、型糊よりも、もち粉の量をやや増やして作った糊です
この行程は藍染や地染(いわゆる背景色)の場合に行います
藍染めの場合布を水に十分浸してから、水気を切り藍液に浸します
一定時間漬けたのち引き上げ、水に漬けて余分な成分を落とします
広げた布を空気にさらして酸化させますと美しい藍色になります
次に『中干し』として天日で乾燥させ、その後、水に浸して一晩寝かせます
藍染めから中干しまでの工程は何度も繰り返す事により濃度が増します
水洗い水に漬けて糊がふやけたら、布を水に漬けたままブラシで糊を洗い流します
何度も水を替えながら糊が完全に落ちるまで繰り返し行います
仕上げ充分に乾燥させます
伸子を打ったり、板に張付けたりして乾かします
布が乾いたら出来上がりです
仕立て着物や帯はなかなか難しいですがそれぞれの仕立て方法で仕立てます
のれんやタペストリーなどの場合は、棒通しの部分を縫い上げます
いずれの仕立ても左右のデザインがずれないようにするのが注意点です


以上が私の習ったごく基本的な技法です
更に勉強して高度な技法を身に付けたいと思っております。