熊野古道・藤白坂



家にあれば 笥(け)に盛る飯(いい)を草枕
旅にしあれば 椎(しい)の葉に盛る
有馬皇子

この歌には哀しい物語があります
斉明天皇4年(658年)の11月9日に中大兄皇子に謀反の疑いで
尋問された有馬皇子は、同年の11月11日に藤白坂で絞首の刑
に処せられました
この時、皇子は19歳 ・・・
護送途中に自らの運命を悲しんで詠んだと伝えられています






いにしえの道に歴史を偲び、ミカン畑を縫う山道から峠を越えて漁村へと下ります
短い道のりですが展望は抜群でバラエティに富むコースでした





アプローチ

「往路」 JR天王寺駅(阪和線) - JR海南駅(紀勢線)  約1時間15分
「復路」 JR冷水浦駅(紀勢線) - JR天王寺駅(阪和線)  約1時間20分

( 阪和線は関空快速、紀勢線はドン行の合計タイムです )


コースタイム

JR海南駅-30分-藤白神社-1時間-御所の芝-30分-JR冷水浦駅



主な見どころ

鈴木屋敷  全国で最も多い鈴木姓のルーツと云われる屋敷跡
藤白神社  熊野街道の99王子の中でも特に格式の高かった神社
有馬皇子の墓  謀反の罪で中大兄皇子の命で絞殺された若き皇子の墓
藤白坂  藤白神社から峠まで約60分ほどの風光明媚な山の道
硯(すずり)石  紀州徳川家初代藩主・頼宣の命により大石に彫らせた硯
御所の芝  後白河法皇ゆかりの広場でこのコース随一のビューポイント



藤白神社




御所の芝




冷水(しみず)浦





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